社内SEの転職に有利になるIT資格5選

社内SEの転職に有利なIT資格とは?

この記事では社内SEの転職する上で持っておくべきおすすめのIT資格について紹介します。

この記事でわかること

・社内SEの仕事とは?
・社内SEに求められるスキルとは?
・社内SEの転職が有利になるIT
資格とは?

私自身、約2年ほど前に新卒からお世話になったSES(客先常駐)企業のインフラエンジニアから、とあるIT企業の社内SEに転職しています。

もちろん、転職前の社内SE経験はゼロ

今回は、これまで約3年間社内SEとして働いてきた経験や昨今の社内SEの求人情報も参考を、社内SEに求められるスキルから逆算しておすすめのIT資格についてセレクトしました。

といっても、手っ取り早く結論を知りたい方もいるとは思いますので、先に結論から申し上げておきます。

社内SEに
求められるスキル
スキルに対応した
IT資格
IT基礎知識ITパスポート
(勉強法はこちら
インフラCCNA
(勉強法はこちら

LPIC

(勉強法はこちら
セキュリティ情報セキュリティマネジメント
(勉強法はこちら

情報処理安全確保支援士

(勉強法はこちら

なぜこの5つのIT資格がおすすめなのか?

その理由について順を追って説明します。

読んで頂きありがとうございます。
簡単に私のプロフィールを紹介させて下さい!

ログ管理人うさまるまるのプロフィール
  • 私立文系のIT未経験が新卒でSES企業 
    ▶︎体験記はこちら

  • SIerに派遣され約2年インフラエンジニア
    ▶︎インフラエンジニアの話はこちら

  • IT企業の社内SEに転職
    ▶︎SESから社内SEに転職したときの話はこちら
    ▶︎社内SEの話はこちら

  • 現在は金融機関でセキュリティエンジニアの見習い

  • 保有資格はLPIC1,2 / CCNA / AWS SAA / AZ-900 / SG / SC / CISA / CISSP
    ▶︎資格受験の合格体験記はこちら

  • Twitternoteもやってます

そもそも社内SEってどんな仕事をしてるの?

社内SEの人って普段どんな仕事をしているのか、イメージ出来る人は少ないと思います。

おそらく、PCが正常に動かなくなったり、ネットに繋がらなくなったというような、ヘルプデスク業務をイメージされる方が大半ではないでしょうか。

私なりに社内SEの仕事について、大きく7つに分類してみました。

社内SEの7つのお仕事

1.ヘルプデスク
2.社内システム運用

3.社内OA機器の管理
4.社内ITインフラ基盤の整備
5.社内セキュリティ対策
6.IT監査対応
7.その他

ヘルプデスクはもちろんですが、システム運用やインフラ(サーバ・ネットワーク)等幅広く行っています。

また、基本的にこうした幅広い業務を3〜4個掛け持ちで対応するのが社内SEの特徴です(特にベンチャー企業や中小企業は少数精鋭なので)。

この7つの関する具体的な仕事については下記の記事で紹介しています。よければこちらも参考ください。


社内SEに求められるスキルとは?

どんな仕事をやっているのかわかったところで、次にそれらの仕事のためにどんなスキルが求められるのか確認していきましょう。

具体的には大きく3つの分類できます。

①システム管理系(IT全般の知識)
 ↪︎ヘルプデスク
 ↪︎社内OA機器の管理

②インフラ系
 ↪︎社内ITインフラ基盤の整備
 ↪︎社内システム運用
③セキュリティ系
 ↪︎社内セキュリティ対策
 ↪︎IT監査対応

ヘルプデスクやシステム運用を行う上で『IT全般の基本的な知識』は必須のスキルです。

また、社内システムを管理する上で『インフラ系(サーバやネットワーク)』のスキルは必ず必要になってきます。

そして、最近話題のセキュリティ対策を考える上で『セキュリティ系』のスキルも社内SEに求められてくるスキルです。

なお、下記記事では社内SEの具体的なスキルについて、マクロな視点とミクロな視点に分けて詳しく紹介しています。


社内SEの転職におすすめのIT資格とは?

導入が長くなりましたが、ここから本題である「社内SEの転職におすすめのIT資格」について、スキルから逆算して考えてみます。

冒頭の表示でまとめたように、それぞれのスキルに対応したIT資格は以下の5つです。

社内SEに
求められるスキル
スキルに対応した
IT資格
IT基礎知識ITパスポート
(勉強法はこちら
インフラCCNA
(勉強法はこちら

LPIC

(勉強法はこちら
セキュリティ情報セキュリティマネジメント
(勉強法はこちら

情報処理安全確保支援士

(勉強法はこちら


IT全般(基本的なIT知識)→ITパスポート

社内SEの仕事は幅広いです。また、社内SEは基本的に少数精鋭(悪く言うと最低限の人数)で仕事をします。

そういった意味で一つ一つの分野の専門家というよりは、幅広い知識を浅く広く持っているのほうが重宝されやすいです。

こうしたITに関する幅広いスキルを身につけることができる資格として『ITパスポート』があります。

ITパスポートは、社会人として備えておくべきITの基本的な知識を証明することができる資格です。

もともと社会人になる前の学生をターゲットとした資格ですが、社会人1〜3年目の方も多く受験されています。

私も社会人5年目に受けましたが、幅広い知識が問われるので意外と難しかったです。

現役エンジニアである私から見ても、問われるIT知識は社内SEで仕事をする上でも非常に役立つものばかりでした。

まずはITパスポート試験で、ITの基礎について復習してみることをおすすめします。


インフラ系→LPIC,CCNA

社内SEであれば、社内システムを管理する上でインフラ(サーバやネットワーク)の構築や運用は必要なスキルです。

そんなインフラ系のスキルを身につける上で有益な資格が『LPIC』と『CCNA』です。

LPICはLinuxサーバの操作やサーバに関して学べる資格です。

LPICにはLevel1〜3までレベルがあります。Linuxサーバ初学者には、まずLevel1の取得をおすすめします。

CCNAはcisco機器(スイッチ・ルータ)の操作やネットワークの基本的なスキルが学べる資格です。

cisco機器の操作コマンドを覚えておくと、他のNW機器の操作コマンドにも対応できます

理由は、他のNW機器はciscoライク(参考に作られていること)な仕様になっていることが多いからです。

2020年の改定でcisco資格の体系が変わり、CCNAの受験料も安くなっているのでこれからネットワークの本格的な学習を始めたい方にはおすすめな資格です。


セキュリティ系→SG,SC

昨今のセキュリティインシデント(ランサムウェア等)を受け、企業の情報セキュリティ対策の意識は年々高まっています。

情報がお金に変わる時代において、重要な会社資産(情報)を外部の攻撃者からどのように守っていくか、それを考えるのも社内SEの仕事です。

セキュリティ系の基本的なスキル・知識が学べる資格として、情報セキュリティマネジメント(SG)』があります。

2020年からCBTでの受験が可能になったことで、より受験しやすくなっています。

試験内容も社内SEの立場から考える問題が多く、非常に社内SE向きなIT資格です。

また、このSCの上位資格として『情報処理安全確保支援士(SC)』があります。

試験内容としては、SGよりもさらに細かい知識が問われますが、SG試験の試験内容と被る部分も多いです。

SGと大きく異なるのは、午後試験が記述式になる点です。

ただ、長文問題の難易度としてはSGとさほど変わりません。

情報セキュリティについてこれから学び始める人は、最初にSGを勉強してからSCに進むと挫折することなく効率的に学習を進めることができます

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社内SEの転職に資格は不要?

社内SEの転職におすすめのIT資格について、自分なりにまとめてみました。

社内SEに
求められるスキル
スキルに対応した
IT資格
IT基礎知識ITパスポート
(勉強法はこちら
インフラCCNA
(勉強法はこちら

LPIC

(勉強法はこちら
セキュリティ情報セキュリティマネジメント
(勉強法はこちら

情報処理安全確保支援士

(勉強法はこちら

ただ、そもそも社内SE、ひいてはエンジニアに資格なんていらないのでは?

という「資格不要論」は、これまでずっと言われてきています。

私も経験上共感できる部分もあります。

資格はあくまで知識を問う問題が多いので実践的なスキルを測りづらいです。

どんなに凄い資格を取ろうと経験値に勝るものはありません

ただ、転職するときはどうでしょう?

採用企業側から客観的に評価してもらう指標の一つとして「資格」は十分価値のあるものだと思います。

資格をどれだけ評価するかは採用企業側によって異なりますが、少なくとも自分の自信になります。

これから社内SEへの転職を目指す方にとって参考になれば幸いです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。