社内SEの仕事とは | 会社規模で異なる役割

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社内SEって普段何してるの?

今回は、意外とイメージしづらい社内SEのお仕事について、一応現役社内SE2年目の私が普段行っている仕事内容を基に紹介します。

こんな方におすすめ

・社内SEに興味がある方
・社内SEへの転職を考えている方
・社内SEの仕事のイメージがピンとこない方

社内SEとは、一般的に会社(社内)が利用するシステムを構築運用するSE(システムエンジニア)のことを指します

ちなみに、所属部署が情報システム部門に属することが多いことから「情シス」とも呼ばれたりしますね。

SE(システムエンジニア)とは日本において情報システム関連の業務に従事する者を指します。

システムエンジニア「Wikipedia」

社内SEの仕事内容は、会社規模や環境にもよりますが、非常に幅広いです。

読んで頂きありがとうございます。記事途中ですが、
簡単に私のプロフィールを紹介させて下さい!

ログ管理人うさまるのプロフィール
  • 私立文系でIT未経験なのに新卒でSES企業
  • SIerに派遣され約2年インフラエンジニア
  • IT企業の社内SEに転職して現在3年目
  • 保有資格はLPIC1,2 / CCNA / AWS SAA / AZ-900 / SG等
  • Twitternoteもやってます

転職してまず驚いたのは業務量の多さ。ただ、その分スキルも身につきます

それでは早速社内SEの仕事について詳しくみていきましょう。


社内SEは「ITの総合職」だ!

私は、社内SEのことを勝手に「ITの総合職」だと言ったりしますが、まさに社内のITに関わることならなんでもできるのが社内SEの魅力です。

それでいて社内SEの仕事は、対社内ユーザに対する仕事です。

利益を追う必要はありません(限られた予算内でやる必要はありますが)。また、営業のように常時ノルマに追われるわけでもないです。

つまり社内SEは、売上や対顧客等へのストレスをほとんど負うことなく、純粋に技術力を高められやすい環境で仕事を行うことができます(まあ実際はそこまでうまくいきませんけどね)。

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肝心な社内SEの転職市場ですが、他業種のエンジニアと比べてそもそも市場が小さいです。

ちょっと前まで「ひとり情シス」「ゼロ情シス」と言われていたように、社内SEの人材自体が少なかったこともあり、人の流動性もあまりありませんでした。

ただ、最近は会社のIT投資が年々増してきたこともおり求人も拡大しつつあり、未経験でも社内SEになるチャンスは十分あります(実際は私も未経験から転職しました)!

>> 『2020年6月発行 職種別マーケットレポート ITエンジニア』doda

導入がだいぶ長くなりましたが笑、今回はそんな社内SEの仕事内容について紹介させて頂きます。

この記事を通じて、少しでも社内SEに興味が持って頂ければ嬉しいです!


社内SEの7つの仕事

社内SEの人って普段どんな仕事をしているのか、イメージ出来る人は少ないと思いです。

おそらく、PCが正常に動かなくなったり、ネットに繋がらなくなったというような、ヘルプデスク業務をイメージされる方が大半だと思います。

もちろん、それも仕事の一つです。ただ、それ以外にも結構やってます笑。今回は社内SEの仕事を7つに分けて紹介します。

社内SEの7つのお仕事

1.ヘルプデスク
2.社内システム運用

3.社内OA機器の管理
4.社内ITインフラ基盤の整備
5.社内セキュリティ対策
6.IT監査対応
7.その他


1.ヘルプデスク

主な仕事内容とは?

・トラブル対応(PC・ネットワーク)
・問い合わせ対応(社内システムの利用に関する)

ヘルプデスクは、社内SEの仕事で一番イメージしやすいですよね。

「ネットがつながらない!」
「PCが重い!」

こんなトラブルは日常茶飯事。

「このシステムのアカウントがロックされた」
「あのシステムの利用方法が知りたい」

こうした問い合わせにも回答したりします。


2.社内システム運用

主な仕事内容とは?

・社内システムのアカウント管理
・社内システムの運用

社内システムの代表といえば、ADやファイルサーバ、販売管理システム等ですね。今の時代なら、その他にも会社単位で利用するクラウドサービスも該当します。

こうした社内システムのアカウント管理運用も社内SEの大事な仕事です。

例を出すと、入社・退社・異動の時は大変です笑。入社や退社の際には、アカウントの新規作成や削除を行わなければなりません。全システムのアカウント全てに対してです。

また、こうしたアカウントは大体部署ごとに纏めて管理しています。なので部署異動があると、それに基づいて修正しなければなりません。

新規部署が増えれば、もちろんそれに対応する必要があります。


3.社内OA機器の管理

主な仕事内容とは?

 ・PC/モニタ/スマホ等の管理(発注〜廃棄)
 ・PCのキッティング(初期セットアップ)
 ・MDM管理

社員が利用するPCやモニタ、ルータ等の管理を行います。

社員に渡す際は、すぐに利用できるようにキッティングする必要がありますし、その際に会社仕様に設定をカスタマイズもします。

また、最近は会社用スマホを配布して業務の効率化を測ったりしてます。

そのスマホで利用するアプリや通信量、紛失時にリモートワイプ等を管理するために、MDM(Mobile Device Management)管理を行ったりもします。


4.社内ITインフラ基盤の整備

主な仕事内容とは?

・基幹系システムのサーバ管理
・その他サーバ(AD・ファイルサーバ等)管理
・社内ネットワーク(無線・有線)の管理

こちらの仕事内容も比較的イメージしやすい仕事の1つですね。社内システムのサーバやネットワーク機器の管理は必須の業務です。

サーバやネットワーク機器の物理筐体が古くなればリプレースする必要があります。

また、なにかシステムのメンテナンス作業があれば、社員の利用しない時間帯を調整して対応しなければなりません。


5.セキュリティ対策

主な仕事内容とは?

・エンドポイント型セキュリティの運用
・ゲートウェイ型セキュリティの運用
・GPO(グループポリシー)の運用
・フォルダアクセス権の管理
・社員のセキュリティ教育
・オフィスやビルの入退室管理

エンドポイント型セキュリティとは、主にPCに導入する小さなファイアーウォールみたいなものです。普段プライベートで利用するPCにも「McAfee」や「Norton」を入れたりしますよね。

社内のPCにも同様で、端末単位でセキュリティレベルを上げるために、エンドポイント型のセキュリティツールを利用します。その管理運用業務が必要になります。

ゲートウェイ型セキュリティとは、社内とインターネットの間のネットワークに設置するファイアーウォール機能を持った機器のことです。

ファイアーウォールとは、一般的に送信元や宛先、通信に利用するポート番号を制御するパケットフィルタリングによって通信制御する機能を持った機器のこと。

こうした制御を管理するのも社内SEに仕事に1つです。

>> 『これで完璧。ファイアウォールを徹底解説』CyberSecurityTIMES

そのほか、WindowsServerのGPOを利用してドメインのユーザや端末に対する制御やファイルサーバのフォルダアクセス権の制御もセキュリティ的に重要な業務の1つです。


6.IT監査対応

主な仕事内容とは?

・PマークやISMSの取得対応
・内部統制の整備(上場企業の場合)
・IT監査対応(上場企業の場合)

この辺りは会社によって、社内SEの範疇外の会社もあるかもしれません。

ただ、いわゆる監査業務を行う上で、社内システムを管理する社内SEの役割は非常に重要となっています。

というのも、社内で監査業務を担当する人って意外とITの知識が乏しい人が多いからです。

実際の監査法人とやり取りする中で、社内SEが同席して社内システムのIT管理面の説明や質疑応答を行うことも多いです。

そういう意味では、監査業務もできる社内SEは、今後非常に重宝される存在になれます


7.その他(非定例業務)

主な仕事内容とは?

・会社の移転やレイアウト変更対応
・社内システムの開発

その他にも細々と仕事があります。非定例業務の中で比較的多いのが、会社の移転やレイアウト変更対応です。

人が増えれば、その分広い部屋に引っ越す必要があります。

既存の部屋のレイアウト配置の変更や座席の変更に応じて、新規にサーバを構築したり、既存ネットワークや内線の変更が必要になります。

会社によっては、社内システムを自社開発して運用しているケースもあります


会社の規模で異なる社内SEの仕事

さきほど紹介させてもらった7つの仕事ですが、必ずしもすべての会社の社内SEがこの7つを全部行っているとは限りません

社内SEの7つのお仕事

1.ヘルプデスク
2.社内システム運用

3.社内OA機器の管理
4.社内ITインフラ基盤の整備
5.社内セキュリティ対策
6.IT監査対応
7.その他

私の参加している社内SEのコミュニティーの方と話してみても、会社規模や会社の業界によって、さきほど紹介した7つの仕事を全てやっているわけではないそうです。

結論から言うと、下記図のように、会社が大きくなるほど、社内SEの仕事を外注(SIerやSES、派遣社員を雇ってやってもらう)するケースが増えていきます


なぜ会社規模で仕事の範囲が異なるのか?

上記の図で説明させて頂いたように、会社規模が大きくなるほど業務を外注して、やってもらうことが多くなる傾向があります。

なぜ会社規模によって、こうした仕事の範囲が異なるのでしょうか?理由は2つあります。

会社規模で仕事の範囲が異なる理由

・IT人材の不足
・運用作業の外注によるコスト削減

特に、非IT企業(メーカや製造業)の場合は、IT技術者が少なく、またITに対する理解も低い傾向がありため、外注の範囲が広くなりがち。

IT技術者を高い給料で正社員で雇うより、SES等で外注してコスト削減する方がメリットに感じているのでしょう。

ただ、例外もあります。IT企業(事業会社)の場合です。

IT企業であれば一切外注せずに自社で完結するケースも多くあります

理由は単純で、まずIT人材が豊富だから。そして、IT企業は「IT」に対する理解があり、IT技術者を他の業界の企業より多く抱えているからです。

なお、こうした自社内で社内システムを構築〜管理運用することを業界用語で「内製化」と言います。

もし社内SEとして、いろんな経験やスキルを積みたいという方は「内製化」している企業を狙いましょう!


社内SEの仕事は幅広い!

いかがだったでしょうか?社内SEの仕事は実に幅広いです。

エンジニアの業種の中では地味に思われがちな社内SEですが、仕事内容はこのように多義にわたり、非常に楽しいです。

もちろん会社によって、一部を外注するケースもあります。

ただ、ベンチャー企業やIT企業の社内SEになれば、ほぼ全ての業務に携わることができます。スキルアップにはもってこいです。

まさに「ITの総合職」と言うべく、ヘルプデスクから始まりインフラから開発、監査まで出来るのですから、正直飽きが来ません(年収的な不満はあるかも)。

その場合は勉強することも多くて大変ですが。

近年、社内SEの需要は増加傾向にあります。

>> 『2020年6月発行 職種別マーケットレポート ITエンジニア』doda

社内SEに興味がある方は、応募するかは別として、具体的な社内SEの市場動向やどんな求人があるのか一度チェックしてみて下さい

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最後まで読んで頂きありがとうございます。

これから社内SEに興味を持ってくれるエンジニアの方が一人でも増えていただければ嬉しいです。