SES(客先常駐)はやめとけは本当か?
いまからもう6〜7年前にはなりますが、私自身新卒でSES企業に入社し、客先常駐でインフラエンジニアとしてキャリアをスタートしました。
ネットでは、SES(客先常駐)=ブラック、やめとけという言葉をたまに見かけます。
ただ、実際SES(客先常駐)で働いていた人間からすると、ちょっとそれは極端な表現に感じています。
SESはやめとけと言われる背景には、SESはブラックだという少し極端なネガティブイメージが先行していると個人的に感じています。
SES自体は未経験からエンジニアを目指す方にとって登竜門として必要な存在であると私自身考えます。
とはいえ、ブラックなSES企業が存在していることも事実です。
今回はSESのブラックと思わるネガティブイメージの実態とSESで働くメリット、ブラックなSES企業を選択しないための見極め方について解説していきます。
読んで頂きありがとうございます。
簡単に私のプロフィールを紹介させて下さい!
なぜSESはブラックと思われるのか
ネットでSESがブラックだと思われる背景には以下のイメージがあるからではないでしょうか?
- 給料が安い
- 業務がつまらない・スキルが身につかない
- 「派遣」扱いを受ける
しかし、結論から言えば、これらのイメージは、スキルや経験が浅いエンジニアやブラックなSES企業で不当な扱いを受けた人たちによる、SESに対してのネガティブキャンペーンに過ぎません。
一部のブラックなSES企業では、残念ながら実際不当な扱いをした会社も存在するかもしれません。しかし全部が全部該当するわけではないでしょうし、少なくとも株式上場している大手・中堅SES企業であれば安心して働けるはずです。
詳細は下記別記事で説明していますので良ければこちらもご覧ください。
SESで働くメリットとはなにか
逆にSESで働くメリットとは何でしょうか?詳細はここでは割愛しますが、私は次の4つあると考えています。
- いろんな現場が経験できる
- 残業が少ない
- 人付き合いが上手くなる
- スキルがあれば稼げる
1.~3.は特に未経験からエンジニアになって1~2年目の方を想定したメリットになります。
案件ガチャに失敗しなければ、いきなり負荷の高い業務を新人にお願いすることはありません。そういう意味でワークライフバランスはとりやすいと思います。
その反面で業務がつまならないと思うかもしれません。そこは割り切って、定時後の空いた時間を活用して次の転職を見据えた活動(資格取得などの勉強)をすればよいです(実際私はそうして2年後に転職しました)。
4.は、中堅~ベテランのエンジニアに言えることです。SESの働き方はフリーランスの働き方とほとんどそん色ありません。スキルがあればどこでも通用しますし、稼ぐことも可能です。
詳細は下記記事でまとめています。良ければこちらを参考ください。
ブラックなSES企業の見極め方
ここまでSESがブラックと言われる実態(イメージ)やSES(客先常駐)として働くメリットについて説明しました。
ここまで説明したように、SESには良い面と悪い面の両面が存在します。
そして、ネットのネガティブイメージの要因である残念なブラックSES企業も存在します。そんなブラックSES企業に入らないため、私が考えるブラックSES企業の特徴を洗い出してみました。
- 会社HP/採用HPがダサい
- オフィスが小さい・古い
- 常駐先は基本大手SIerもしくはそのグループ会社
- 4次請け、5次請けの下請けが多い
- 自分の単価を教えてくれない
- 研修や教育制度が手薄
- 評価制度が曖昧
詳細は別記事で解説しています。よければこちらも参考ください。
SESは未経験エンジニアの登竜門
新卒でSES入社して成長させてもらった身からすると、SES企業は決して決して悪ではなく、未経験からエンジニアを目指す方やスキルを磨き続けたい中堅~ベテランエンジニアにとって必要な存在であると感じます。
もちろん未経験からメガベンチャーを筆頭にした、自社開発企業やITの事業会社に入社できるに越したことはありません。
ただ、仮にそういった会社に新卒入社できなかったとしても、SES企業で経験を積んで転職でそういった会社を目指せばいいと思います。エンジニアのような技術職は正直新卒採用より中途採用のほうが圧倒的に入社難易度が下がります。
これから未経験でエンジニアを目指す方にとって、少しでも参考になれば幸いです。