はじめに
2023年11月、CISSPの試験を運営するISC2が2024年4月15日からの試験体系の変更をアナウンスがありました。
今回は、CISSP試験が2024年4月15日以前と以降で何が変わってなにが変わらないのか、違いを整理してみました。これからCISSPの受験をされる方にとって参考になれば幸いです。
◉2024年4月15日より、ISC2はCISSP資格試験を更新します。
— ISC2_Japan (@ISC2_Japan) November 15, 2023
更新は、3年周期で行われる、ISC2メンバーが最新の資格内容を分析して評価するプロセス -JTA (Job Task Analysis)- に基づいて行われます。
変更内容の詳細やFAQはこちらhttps://t.co/GBBjR0ArrA pic.twitter.com/1cOXWI8zhA

読んで頂きありがとうございます。
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2024年4月15日以前と以降の試験体系の違い
大きく変わった点は以下の3点です。
・試験形式(連続出題→CAT)
・試験時間(6時間→3時間)
・試験問題(250問→100〜150問)
個人的に試験時間と試験問題の短縮には大賛成です。250問・6時間の試験なんて過酷でしかなかったので(経験者語る笑)。
その他細かい変更点については以下の表でまとめてみました。
比較項目 | 変更 有無 | 変更前 | 2024年4月15日以降 |
---|---|---|---|
試験形式 | 有 | 連続出題 | CAT(詳細後述) |
試験時間 | 有 | 6時間 | 3時間 |
問題数 | 有 | 250問 | 最低100問、最大150問 |
試験のドメイン比率 | 有 | ドメイン1: 15% ドメイン8: 11% | ドメイン1: 16% ドメイン8: 10% |
合格基準 | 無 | 70%以上 | – |
再受験ポリシー | 無 | 回数:次回受験 2回目:30日間 3回目:60日間 4回目:90日間 ※最大4回受験可 | – |
問題見直し | 無 | 解答後の見直し不可 | – |
受験料 日時変更 キャンセル | 無 | 受験料$749 日時変更$50 キャンセル$100 | – |
CAT形式とは、受験者の回答に基づいて問題が適応的に変化する形式のことを指します。従来の連続出題形式(リニア)は、試験開始段階で出題される問題が全て予め確定された状態で問題が出題されていました。
CAT形式による採点アルゴリズムは、出題されたすべての問題と解答の難易度に基づいて、受験者の能力を再評価します。
答える問題が増えるごとに、コンピュータが評価する受験者の能力はより正確になり、従来の連続出題形式の試験よりも効率的に、受験者の能力レベルの情報を可能な限り収集することが可能になります。
https://www.isc2.org/certifications/cissp/cissp-cat/cissp-cat-japanese