CISSPの試験体系の変更内容(2024年4月15日以降)を整理しました

はじめに

2023年11月、CISSPの試験を運営するISC2が2024年4月15日からの試験体系の変更をアナウンスがありました。

今回は、CISSP試験が2024年4月15日以前と以降で何が変わってなにが変わらないのか、違いを整理してみました。これからCISSPの受験をされる方にとって参考になれば幸いです。

読んで頂きありがとうございます。
簡単に私のプロフィールを紹介させて下さい!

  • 転職3回の30代アラサー♂
  • 新卒でSESに入社。SIerへ客先常駐してインフラエンジニア(2016年
  • IT企業(SaaS)の社内SEに転職(2018年〜)
  • 金融機関のセキュリティ担当に転職(2022年〜)
  • HR企業のセキュリティエンジニアに転職(2024年〜)
  • 保有資格はLPIC1,2 / CCNA / AWS SAA / AZ-900 / SG / RISS / ITILv4 / NSE / CISA / CISSP / 徳丸基礎試験等
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2024年4月15日以前と以降の試験体系の違い

大きく変わった点は以下の3点です。

重要な3つの変更点

・試験形式(連続出題→CAT)
・試験時間(6時間→3時間)
・試験問題(250問→100〜150問)

個人的に試験時間と試験問題の短縮には大賛成です。250問・6時間の試験なんて過酷でしかなかったので(経験者語る笑)。

その他細かい変更点については以下の表でまとめてみました。

比較項目変更
有無
変更前2024年4月15日以降
試験形式連続出題CAT(詳細後述)
試験時間6時間3時間
問題数250問最低100問、最大150問
試験のドメイン比率ドメイン1: 15%
ドメイン8: 11%
ドメイン1: 16%
ドメイン8: 10%
合格基準70%以上
再受験ポリシー回数:次回受験
2回目:30日間
3回目:60日間
4回目:90日間
※最大4回受験可
問題見直し解答後の見直し不可
受験料
日時変更
キャンセル
受験料$749
日時変更$50
キャンセル$100   
引用元:https://www.isc2.org/certifications/cissp/cissp-exam-refresh-faq/cissp-exam-refresh-faq-japanese

CAT形式(Computerized Adaptive Testing)とは?

CAT形式とは、受験者の回答に基づいて問題が適応的に変化する形式のことを指します。従来の連続出題形式(リニア)は、試験開始段階で出題される問題が全て予め確定された状態で問題が出題されていました。

CAT形式による採点アルゴリズムは、出題されたすべての問題と解答の難易度に基づいて、受験者の能力を再評価します。

答える問題が増えるごとに、コンピュータが評価する受験者の能力はより正確になり、従来の連続出題形式の試験よりも効率的に、受験者の能力レベルの情報を可能な限り収集することが可能になります。

https://www.isc2.org/certifications/cissp/cissp-cat/cissp-cat-japanese


参考記事

CISSP 試験更新に関するFAQ
2024 年 4 月 15 日に、ISC2 は CISSP 資格試験を更新します。更新はJTA (Job Task Analysis) に基づいて行われます。JTA は、3 年周期で ISC2 メンバーが最新の資格内容を分析して評価するプロ...